令和5年度 会長挨拶 ~ホームページに寄せて~

 令和5年度、平成16年度から始まり、最大で19地区あった事務センターが全面解消され、同時に秋田県内全ての小中学校が58の共同実施グループとなりました。平成26年度に事務の共同実施が本格的に始まり、ちょうど10年目のことです。

 合わせて、統括事務長の配置も北秋田市は事務センターの拠点校がそのまま継続されましたが、仙北市において西明寺中から角館小へ変わったほか、新たに横手市に拠点が設けられました。

 また、今年度は南秋田郡において、昨年度の湖東3町共同実施からさらに1村増えた4町村合同となる共同実施が始まったほか、北秋田市と上小阿仁村、能代市と藤里町の市町村をまたいだ共同実施の引き続いての実施、阿仁、藤里の新たな2つの義務教育学校の誕生など、年々変化しています。まさに時代に対応した能力が求められるところです。

 そこに58の共同実施グループがあれば、58人のリーダーがいます。共同実施の基本となる目的は同じですが、取り組む内容はその時代、そして市町村、地域、学校に合ったものでなければいけません。学校統廃合も進む現在、自分のグループでは何に取り組むべきか考え、活動をただ帳簿点検で終わることの無い将来に向かった活動にして欲しいと考えます。

 新型コロナウイルス感染症により、参集する機会も制限されてきた中で学校事務共同実施の活動がどれほど私たちのつながり、学びを保つことに役に立ったかは言うまでもありません。今年度は、5年ぶりに開催する全県大会で「共同実施」をテーマにした分科会も行われます。

 本ホームページでは、その全県大会の情報を含め、皆さんに役立つよう、ソフトライブラリーの更新、支部ログによる他支部の活動や、全体の研修会等の様子も紹介していきます。

 たくさんの方々にご覧いただいて、ご意見やご感想をいただきながら、よりよいホームページの作成、そして県事務研の活動につなげていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

秋田県公立小中学校事務職員研究協議会  会長  神 尾  学

令和5年度 活動方針

 5月8日よりコロナウイルス感染症が感染法上第5類の指定に変更となり、学校生活も様々な制限が緩和されてきた中で、東北・全国規模の研究大会も現地参集の形での開催が復活してきています。
 本研究協議会においても、今年度は5年ぶりとなる全県大会の参集型による開催をはじめとして、共同実施グループリーダー研修会や初任者研修の企画・運営に携わってまいります。
 また、平成16年度から19年続いた事務センターの全面解消により、県内すべての地域が共同実施に移行され、さらには統括事務長も新たに仙北市、横手市に配置となりました。学校事務のこれからを新しい研修体系のもと、「秋田県教職キャリア指標(学校事務職員)」に則り、県教委や県立学校等と連携・協力しながら進めてまいりたいと考えます。